グリーン船舶ユニット

       

グリーン船舶ユニットでは、船舶の革新的な省エネルギー化技術を開発し、海洋における低エミッション化を推進します。以下の3つの活動を柱として、大学院生、留学生、インターンシップ生の研究開発支援、基礎と実践の両方を跨がった工学者としてのスキルアッププロジェクトを支援します。

船舶の次世代を担うリーダー育成

造船業は日本国内では斜陽から衰退のステージなどと言われている中、世界の海運は30年間で2倍のペースで長期的に増加しています。流通のグローバル化がそれを後押し、世界のGDP総和の成長に比例しています。船舶は成長産業なのです。2050年にはさらに2倍となる見込みであり、その中で、低エミッション化が必須となっています。歴史的に高い技術をもつ我が国の造船技術は、いま付加価値を高め、新しい挑戦へのステージに入っています。革新的な技術の開発を牽引するリーダーの育成が求められています。

産学連携による将来技術の創出

グリーン船舶ユニットでは産学連携を支援します。将来の船舶に装備される革新的技術の開発のために、多様な業種との間での共同研究を推進します。造船業のみならず、機械要素技術分野、電気、通信分野、海洋開発分野、資源エネルギー分野との連携を展開します。プロジェクトをバックアップする国・省庁の助成金を得て、国立研究所、民間企業、大学間での共同研究による将来技術の創出を加速します。このような環境に大学院生が混じることで、彼らの研究成果獲得を支えます。

国際連携による地球温暖化抑制

海運の低エミッション化は地球に住む人類の共通課題です。同じ目標をもつ海外の有力な研究機関との連携を展開し、技術開発の相乗効果を図ります。研究者と大学院生を相互に派遣し、実験、解析、設計などの業務をシェアします。特に若手研究者、博士課程、修士課程学生同士の交流を支援し、来たるべく全世界規模の国際共同グリーン船舶プロジェクトの企画策定と国際人脈形成に貢献します。

連携民間企業

・独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構[JOGMEC]

・国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所/海上技術安全研究所

・三菱重工業株式会社 総合研究所

・有限会社ランドエンジニアリング

・東京ガス株式会社

・北海道ガス株式会社

・造船学術研究推進機構

オープンファシリティ

北海道大学 風洞実験室についての紹介
☑ 抗力・揚力・振動・騒音・空冷など多様な気流実験に対応します
☑ 設備を有料開放し,種々の開発・検証・解決を支援します
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